1843.性行為の低年齢化は,なぜ起こっているの?(1)   子どもは,徐々に変わっているのです。突然変わったりはしないのです!

2024.02.11 19:00|性教育
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 子どもは,徐々に変わっているのです。突然変わったりはしないのです!

 よく話題にされるのが,中高生の性行為です。中には,小学生でも妊娠をしてしまう子もいるくらいです。そこで,行われてしまう悲しいことは,中絶といった問題です。
 妊娠にまでは至らなくても,性病の増加という問題も起きています。性病で,ずっと治療をしながら苦しむことになるのです。

 こうした性行為の低年齢化は,どうして起きているのでしょうか?


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 たまたま,偶然に起きていることなのでしょうか?


 こうしたことが起こる前には,必ず次のようなことが問題になっている家庭があるのです。
問題家庭(1) 子どもの扱い方が分からなくなっている親の姿がある。
「うちの子は,何を考えているのかわからないわ。」
「小学校の低学年頃は,私の言うこともよく聴いていたけれど,今は聴こうともしないわ。もう,どうしたらよいかわからないわ。」
 このように,子育てに不安や迷いをもち,さらには自信までも無くしているお母さんもあるのです。

 そして,そうした状況が続いて来ると,親さんは必ず次のように言われるものです。
「小学校の低学年(中学年or高学年)頃までは,ちゃんとやっていたんですが,突然,親の言うことを聴かなくなったんです。
 口をきこうとしなくなったり,自分のことを全く話さなかったり,この頃では,反抗もひどいんです。(暴力をふるうんです。学校に行こうとしないんです。)
 いったいどうしたらよいのでしょうか?」

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 このような我が子の変化を相談されるのです。地獄の様相を呈してきたときに,突然わが子が変わったように言われるのです。

 これは,親さんのとらえが違うのです。
 今まで毎日子どもと関わって来た親から見ると,‟突然に変わった” ように思えるのですが,よく考えると突然でも何でもないのです

 来るべくして来ている状態なのです。思春期をきっかけに起きてくるいろいろな問題行動は,ちゃんとその下地があるのです
 子どもは,乳幼児期にしっかりと親に甘えているのでしょうか?
「そんな小さい時のことが,小学校高学年や中学生で出てくるんですか?」
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 こう思われるのもわかりますが,これが実際のことなのです。


問題家庭(2)  幼い頃,スキンシップを重要視していなかった家庭がある。
 昔から特に3歳までの子育てをとても大切にしてきました。
 お母さんとのスキンシップを重要視したのです。
「赤ちゃんが泣いたら,抱き癖がつくからそう簡単に抱いてはいけないのよ。」
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という人がいます。
「いやいや,愛情を欲しているから,そんなこと関係ないわよ。抱いてあげなければいけないわ。」
 このように言う方もあります。それぞれの言い分はあるのですが,‟ほったらかしにする”ということではなかったのです。

 でも,今は,‟ほったらかしにされている” 子がいるのです。
 一般には,スキンシップは
手をつなぐ,
ほほずりをする,
頭をなでてあげる,
ハグをしてやる,
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一緒に遊んでやる,
肩車をしてやる・・・・
といった肌と肌とのふれあいを言いますが,それだけではなく,そうした行為によって ‟どれだけ愛情をかけてあげるか” ということが大切なのです。

 性行為を早い段階でしてしまった女子などと話していると,
C「お母さんは,こんな私のことなんか心配しないよ。」
などと必ず言います。
T:「そんなことないよ。親は自分の子が本当にかわいいもんだよ。」
 このように話していくと,
C「私は,かわいがられていないんです。ハグだってされた覚えがないし,叱られることはあっても褒められることはないよ。」
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C:「ぼくは,ミルクだけで育ったんです。母乳は出たと聞いたことはあるけれど,おっぱいの形が悪くなるとか言って,お母さんはミルクだけにしていたと聞いたことがあります。母乳が出るのに,自分の体が大切で子どもにミルクをやらない親なんてどう思いますか?」
 このように,親に愛情をもらわなかった,もらった覚えがないと言う子がほとんどです

 お母さんは,愛していると思っていても,子どもがお母さんから十分に愛されていないと思っているのならば,その愛は伝わっていないのです。


 ハグや抱っこをしてもらえなくて淋しかったという子が,問題行動を起こすことが多いのです。性行為を10代でしてしまった子達も親から愛をもらえず淋しかったと訴える子でした。
「お母さん達が,とても優しくしてくれていて,私は幸せです。」
とい言う子においては,そうした行為は私の経験上はなかったのです。


我が子とのスキンシップを幼い時ほど多くしましょう。

 
乳幼児期にお母さんにだっこしてもらって,お母さんの乳房にふれ,お母さんの乳房を唇で含んで,お母さんの息遣いを感じる。
お母さんの肩に手をやって,おんぶをして貰う。(※以下,お母さんを「お父さん」でも)
テレビを見ているお母さんの膝の所に分け入って座る。
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お母さんと一緒にお布団に入って,寝かせてもらう。
お母さんに絵本を読んでもらったり,いっしょに見たりする。
お母さんと一緒にお風呂に入る。
お母さんと縄跳びをしたり積み木をしたりといっしょに同じ空間で過ごし,温かく見守ってもらう。
当たり前のことでも,
「よくできたじゃないの!」
などといつも褒めてもらえる。

 このようなスキンシップが必要なのです。こうした肌と肌とのふれあい,それに伴う心の温かみを通して,幼子は心が満たされていくのです。
 その満たされた心の子は,小学校高学年や中学校になった時に,淋しさから来る性への衝動へとははしらないのです


 性の低年齢化は,なぜ起こっているのかわかっていただけたでしょうか?

 問題行動を起こす子どもは,幼児期・幼児の淋しさが花開いて来るのです!
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プロフィール


名前 : えいちゃん(柘植 英次)
趣味 : 読書・魚釣り
教育関係履歴:岐阜県の教員
教頭・可児市主任指導主事・校長を経験

40年以上教育に携わった元校長先生が、子育て支援アドバイザーとして、家庭や学校で実践できる方法をお伝えします!

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