64. どうしたら,上級生とうまく通学することができるの?
2019.03.28 21:32|人との関わり・友達づくり・環境|
上級生とうまく通学するための方法があるのです!
入学したり進級したりして分団登校をしたり近所の上級生に連れて行ってもらうことが4月から始まります。
でも,小さい子が上級生の言うことを聞いて迷惑をかけずに登校するということはなかなか難しいものです。
では,どうしたら迷惑をかけずにむしろ喜んで連れて行ってもらうことができるのでしょうか?
その1 もし,上級生がいなかったら自分1人で行かなければならないことを理解させる。
連れて行ってもらうのは当たり前ではなく,連れて行ってもらえることがありがたいことだと知らせなければなりません。
現在,夫婦共働きの家庭はとても多いのです。多いというよりかほとんどに近い状態です。だから,
「朝の7時頃からあなたを学校に送っていって,それから仕事に行くといったことはできないの。もし,上級生の春斗樹(仮称)さんに連れて行ってもらえないのなら,自分一人で行くしかないのよ。それでいいのかな?
途中で車が急に飛び出してきたり,不審者が待っていたりすることもあるのよ。春斗さんはとてもあなたを守ってくれる大切な人なんだよ。だから,春斗さんの言うことは聞くんだよ。」
のように指示を聞かないといけないことの訳を教えるのです。
その2 勝手なことをすると,みんなに迷惑をかけるし上級生が嫌になってしまうことを教える。
「上級生は,あなたたちを連れて行きたいわけではないのよ。頼まれていやいややっている人もいるし,みんなのためになるのならとやっている子もいるんだよ。
だから,あなたが協力的なら頑張ってやろうと思えるし,あなたが勝手なことをするとやめてしまうかもしれないよ。やめてしまったらどうするの? だから,あなたのよさを出してね。」
その3 お世話になるリーダーや近所の上級生の子の家に出向いて,「これからお世話になります。よろしくお願いします」とちょっとしたお菓子でも持って親子共々あいさつをする。
親子共々あいさつをすることで,上級生と親とのつながりもできます。そのあいさつの時に,
「うちの子は通学で,こんなことを頑張ると言っているのでよろしくね。」
などと
(親として協力をしていきます。)
という意思表示をするのです。また,
「わがままを言ったり,勝手なことをしたら私に言ってね。むちゃくちゃ叱りますから。」
といった具合に我が子の前であえて言うことで,
(これはまずいな。しっかりやらないと大変だ。)
という意識が芽生え,努力するようになります。
その4 我が子がどのような登校の様子かを親が直接見て理解する。
任せるばかりではなく,自分も数日は見て我が子の姿のよさ・まずさを把握し,夕食事時の話題にしていきます。
(ごまかしは,できないなあ。)
という本当の意味での親の厳しさを知ります。
その5 上級生に会ったときは,我が子の様子を聞きお礼を言う。
上級生に会ったら,
「家の子どうですか!? お利口ですか?」
と,親も我が子を気にかけているし,お世話になっているという気持ちを絶えず示していく。その上で,
「本当にありがとう。春斗さんのおかげで安心して仕事に行けるわ。」
といった具合にお礼を言う。言われた上級生はそうした言葉で人に尽くすことの喜びを感じるし,
(ああ,いやだなあ。)
とたとえ思っていたとしたら,このことで解消されていくのです。
上級生とうまく通学するためには,我が子にしっかりと「あなたはできる」という期待をかけ教えることと,上級生に親子共々感謝の気持ちをもち続けることなのです。
入学したり進級したりして分団登校をしたり近所の上級生に連れて行ってもらうことが4月から始まります。
でも,小さい子が上級生の言うことを聞いて迷惑をかけずに登校するということはなかなか難しいものです。
では,どうしたら迷惑をかけずにむしろ喜んで連れて行ってもらうことができるのでしょうか?
その1 もし,上級生がいなかったら自分1人で行かなければならないことを理解させる。
連れて行ってもらうのは当たり前ではなく,連れて行ってもらえることがありがたいことだと知らせなければなりません。
現在,夫婦共働きの家庭はとても多いのです。多いというよりかほとんどに近い状態です。だから,
「朝の7時頃からあなたを学校に送っていって,それから仕事に行くといったことはできないの。もし,上級生の春斗樹(仮称)さんに連れて行ってもらえないのなら,自分一人で行くしかないのよ。それでいいのかな?
途中で車が急に飛び出してきたり,不審者が待っていたりすることもあるのよ。春斗さんはとてもあなたを守ってくれる大切な人なんだよ。だから,春斗さんの言うことは聞くんだよ。」
のように指示を聞かないといけないことの訳を教えるのです。
その2 勝手なことをすると,みんなに迷惑をかけるし上級生が嫌になってしまうことを教える。
「上級生は,あなたたちを連れて行きたいわけではないのよ。頼まれていやいややっている人もいるし,みんなのためになるのならとやっている子もいるんだよ。
だから,あなたが協力的なら頑張ってやろうと思えるし,あなたが勝手なことをするとやめてしまうかもしれないよ。やめてしまったらどうするの? だから,あなたのよさを出してね。」
その3 お世話になるリーダーや近所の上級生の子の家に出向いて,「これからお世話になります。よろしくお願いします」とちょっとしたお菓子でも持って親子共々あいさつをする。
親子共々あいさつをすることで,上級生と親とのつながりもできます。そのあいさつの時に,
「うちの子は通学で,こんなことを頑張ると言っているのでよろしくね。」
などと
(親として協力をしていきます。)
という意思表示をするのです。また,
「わがままを言ったり,勝手なことをしたら私に言ってね。むちゃくちゃ叱りますから。」
といった具合に我が子の前であえて言うことで,
(これはまずいな。しっかりやらないと大変だ。)
という意識が芽生え,努力するようになります。
その4 我が子がどのような登校の様子かを親が直接見て理解する。
任せるばかりではなく,自分も数日は見て我が子の姿のよさ・まずさを把握し,夕食事時の話題にしていきます。
(ごまかしは,できないなあ。)
という本当の意味での親の厳しさを知ります。
その5 上級生に会ったときは,我が子の様子を聞きお礼を言う。
上級生に会ったら,
「家の子どうですか!? お利口ですか?」
と,親も我が子を気にかけているし,お世話になっているという気持ちを絶えず示していく。その上で,
「本当にありがとう。春斗さんのおかげで安心して仕事に行けるわ。」
といった具合にお礼を言う。言われた上級生はそうした言葉で人に尽くすことの喜びを感じるし,
(ああ,いやだなあ。)
とたとえ思っていたとしたら,このことで解消されていくのです。
上級生とうまく通学するためには,我が子にしっかりと「あなたはできる」という期待をかけ教えることと,上級生に親子共々感謝の気持ちをもち続けることなのです。