280. 親は人間的な権威で対応を!(1)

2019.10.30 20:00|具体的な家庭教育例
 我が子に対して,理論や知識・技術をうんと聞き出す形で,力を引き出していらっしゃいますか?
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 みなさんは我が子に,例えば,
「今日,理科では何を習ってきたの? へえ~,そうなの! そのこともっと詳しく教えて。」
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などと,知っていることでも敢えて我が子に聞くことができますか? これとは逆で,

「子どもから教えてもらうなんて,親の権威がなくなります。親の権威がなくなったらダメでしょ。なめられますよ。」
という考えですか。どちらの親の姿がよいのでしょうか?


 親さんの中には,
「ママが教えてあげるわ。ママが監督してあげるから心配しないで。」
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と理論や知識・技術を全て教えてあげるという姿勢で臨んでいる方があります。
 よくできるお母さんでも,小学校の全教科を教えることはたやすいでしょうか? 中学生になったら全教科を教えることは無理だと考えられませんか。

 勉強の中身は上級生になればなるほど教えることはできないのです。その意味からすると,あきらめた方が良いのです。
「私ができなくなったら塾に行かせます。」
という方もあるかもしれません。

(親は,勉強できるから偉い。)
と我が子に思わせると,我が子は,親が大変テキパキとできる場合は,
(ママには,ついて行けない。)
shinpai_man.png
といった気持ちになってきます。逆に,親ができない場合は,

(何だ。偉そうなこと言って,ママなんて大したことないじゃないか。)
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親を軽蔑するようになるのです。

 こんなことにならないために,親の対応姿勢を考えてみましょう。
 親が物事をよく知っているとか,計算がよくできるとか,理論的だとかいうのは,そのことで人間の値打ちが決まるわけではないのです。
 人間の値打ちは,人とは比べられない「人間的な権威」ではないでしょうか。親は,これをもっていればよいと思います。その気持ちで我が子に接すれば,知っていることでも知らないふりをして我が子から勉強を教えてもらうという方法も納得がいただけると思います。 
 親が,我が子の話に対して,
「そうなの? ママが習った頃とはずいぶん変わってきたんだね。面白いね。」
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「それって,学校で習ったことに,聖人さんが自分の考えを付け加えたんでしょ。」

 このように,学校での勉強のこと,遊びのこと,スポーツのこと,趣味のことなどをママが聞いて楽しむという習慣をつけていくと,我が子は,

(今日,家に帰ったらママに何を話そうかな。先生の話をよく聞いてママに教えてやろう。」
そういう気持ちになっていくのです。こうなれば,勉強にも意欲が増してきます。

 こうして喜んで我が子からいろいろな情報を聞いていると,子どもにとっても知らない大人の情報を聞いたりして親子で楽しく話し合いや会話ができるようになります。これが勉強好きにする秘訣です。

 このように我が子がかわいいからこそ,親は我が子の助けをしてやるのです。
それが,親としての「人間的な権威」とは思われませんか?

プロフィール


名前 : 英ちゃん(柘植 英次)
趣味 : 読書・魚釣り
教育関係履歴:岐阜県の教員
教頭・可児市主任指導主事・校長を経験

家庭教育法について情報発信中

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