37. 覚え方(方法)を教える。

2019.02.28 22:47|具体的な家庭教育例
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 覚え方(方法)を教えましょう!

 子ども達の中には,なかなか覚えられないという子がいます。でも,頭が悪いわけではありません。ちゃんとできる力をもった素晴らしい存在なのです。でも,どうしてできないのでしょうか? それは方法を知らないからです。自然に覚えていくことは難しいのです。やはり,自分の力を引き出す方法(覚え方)を教えなければなりません。学校でも授業を通して教えていますが,家庭でも我が子にあった覚え方をしっかりと教えていますか? 次の4つのことをしっかり教えることで,我が子がいっそう自信をつけていきます。ついた力はどんどん進化していきます。

(1) 暗記すべきものは暗記させましょう。 
 公式,漢字,英単語など覚えないと基礎とならないものは,問題解決力にはつながりません。どうしても覚えなければならないものがあります。次のようなものは,工夫して覚えさせないと学力となりません。例えば,

・公式「たて×よこ=長方形の面積」を知らなければ長方形の面積は速く解けません。
・九九ができなければ,筆算を進化させることはできません。
・漢字は形や意味を意識したり,自分の覚えやすい工夫などをしたりして,その子にあった覚え方を見つけさせます。例えば,「立つ木を見る」と書いて「親」と覚えます。「水の流れ」から「川」という字ができ,「山の形」から「山」という字ができたというように覚えます。そんな成り立ち本は書店にいろいろあります。

(2) いろいろな学習本で,解き方を知らせていくのも有効です。 
 自分で文章を読んで,自分で解くことができるように教えていきます。
・「○○歳児のひらがな」「○○歳児の学習のまとめ」「○○歳児の知能テスト」「○○歳児の数字ワーク」などいろいろです。自分で文章を読んで問題を解く練習のためにワークに挑戦し,方法を学んでいくのです。

(3) 本読みは,文節読みを徹底して練習します。 
 すらすら読めるようにするには,文節といって短い句切りでまず読めるようにします。「~ね」と「ね」をつければ,文節がわかります。例えば,
『クマさんはね,花のね,たねをね,まきました。』となります。だから,『クマさんは 花の たねを まきました。』と文節に分けられます。これを繰り返し,読んでいると,だんだん文節をつなげて『クマさんは、 花のたねを まきました。』のように読めるようになり,「点」や「丸」(句読点と言います)で自然に切って『クマさんは、花のたねをまきました。』のように文として読めるようになります。

(4) 書いてあることが何かを考えて読んでいきます。
 感想をもつためには,何が書いてあったかを言えなければなりません。「どんなことが書いてあったの。」と,5WIH(いつ,どこで,だれが,何を,なぜ,どうした)で,まずは「簡単に話させる」 → 「慣れてくると詳しく話させる」 → 「さらに,感想を言わせる」 など段階を踏まえて伸ばしていきましょう。そのためには,いろいろな本にたくさん親しませましょう。

36. 物で釣る

2019.02.27 21:16|具体的な家庭教育例
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 我が子を物で釣っていませんか!?

 「今日テストだね。楽しみだね。」のこちらの言葉がけに,「今日,百点採ると一万円もらえるの!」「えっ,どうして?」「『絶対百点なんかとれないから,採れたらあげる。』ってお父さんが言ったの! 絶対にもらわなきゃ!」とにこにこ教室に向かう子がいました。私たちが子どもの頃は,子どもの中で聞く相場は,百点で十円くらいでした。我が子が子どもの頃の相場は百円くらいでした。どんどん上がっているのですね。
 ところで,冗談であっても本気であっても,「○○したら,○○円あげる。」という言わば「物で釣る」という行為は果たしてよいのでしょうか? このように極端な金額ではなくても百円とか千円とか渡している家庭もあるようです。
 
 実はこれは大変な子を創っているのです。人は確かに生活のために仕事をします。勿論,生活だけのためではなく,生きがいであったり人々に喜んだもらったりということがあります。
  

 でも,子どもは違います。
 子どもが勉強をしたりお手伝いをしたりするのは,自分の成長のためであり家族のためにあるのです。そこには,「育んでもらっていることへの感謝や恩返し」であるべきです。それなのに「お金をもらうことでやってあげる」という全く反対の心を育てていることになります。 
 私と同年代の大学生と仲良くなって会話をしていたとき,こんなびっくりした話をしてくれました。その子は大学生でありながら見たこともないような高級な外車に乗っていました。不思議だったのですが,理由がわかりました。

 「ぼくは,小さいときは百点取ると百円をもらえたので,お金が欲しくてなんとなく勉強をしていた。中学校頃になるといろいろ遊びたかったので,『お金をくれないと勉強しない,学校へ行かない。」と言って,何万ともらっていた。高校の時などは親は全くぼくの言いなりで,いくらでも言えばお金をくれた。『大学に行きたくない。』と言ったら『お願いだから行ってくれ。』と言われた。『フェラーリー(?)を買ってくれたら行ってもいい。』と言ったら本当に買ってくれた。ラッキーだよ。」

 この子は,小さいときからお金で釣られ,何かをするときはお金をもらうことが当たり前になり,お金をもらわないとやらない子になってしまった。実に恐ろしいことです。親の財産がたくさんあればよいのですが,そこそこだとしたら親は先に旅立ちますが,この子はどうやって生きていくのでしょうか。また,我が子をどのように育てるのでしょうか?
 「勉強をしよう」,「お手伝いをしよう」という気持ちは,親が喜んでくれるから,親が期待してくれるから,自分の成長が嬉しいからということから起こってくるものです。その根本を踏まえず,単純に「物で釣る」という行為を続けることはとても恐ろしいことです。 
 私が玄関でゴミを集めていると,ゴミを拾ってくれた2年生の女の子がいました。いつもはにこやかで明るい子です。「ありがとう。」と言うと,「百円です。」と真面目な顔で言います。「いろいろな親切や行いはお金だけでは代えられないよ。人に親切をして喜ばれることは大事だよ。」と言うと,その子は,「金でしょ! 金でしょ! 世の中,金の世界だよ! それ以外はないでしょ!」と険しい顔で逃げるように行ってしまいました。

35. セルフディフェンス能力を育てる

2019.02.26 19:37|具体的な家庭教育例
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自分の身は,自分で守れますか!?


 セルフディフェンスという言葉を知っていますか? セルフディフェンスとは,自分の身は自分で守るということです。

 この力を学校では一生懸命子ども達に身につけさせようと努力しています。でも,本当にしっかりと身につけさせてあげなければいけない人は親なんです。

 そのためには,起こりそうな時期に事前指導をしたり,他地区で起きた事例をもとにしたりして,我が子に「セルフディフェンス」能力を身に付けさせなければなりません。これをしっかりと行っておけば,命に関わるような事件・事故や他に迷惑をかけるようなことは起きません。つまり安心して楽しく過ごせるということです。 
 我が子の意識の中に「セルフディフェンス」という言葉が定着させたいものです。
保護者は,いつもそばにいて守ってあげることはできません。だからこそ,この力をつけることの大切さをお知らせし,家庭や地域でも機会あるごとに身近な話等を通じていっそう意識を高めていただけたらありがたいです。
 その際に,「子ども達はなぜ○○をしてはいけないかをちゃんと知っている。」と言います。本当に「なぜ○○をしてはいけないのか」を知っているのでしょうか。「危ないから」「やってはいけないことだから」といった言葉として,概念としては知っているかもしれません。でも,その結果どうなるのかを本当に知っているのでしょうか。それを理解していないのなら知っているとは言えません。 
 小学生は特に体験を重視します。それは言葉で説明しても理解しにくい(できない)からです。だから,外に出ていろいろな観察や体験をします。教室にいても具体物操作や動作化等を重視した指導を下学年になればなるほど大切にします。これは語彙理解だけでなく,体で理解しないとわからないということです。ですから,「○○をしてはいけません。」といったところで,それは言葉の世界です。我々大人がわかりやすい指導をもっと行っていきましょう。次の22は特に子ども達が興味をもつことで,教えないとついついやってしまいがちなことです。

(1)「火事になったら自分の身をどうやって守るの?」「家を燃やしてしまったらどうなるの?」
(2)「上手な横断歩道の渡り方ってどうするの?」「運転手さんは,必ず止まってくれるだろうか。」
(3)「雨の日や雨の後,川や水路の水の深さはどうしたらわかるの? それともわからないの?」
(4)「火事の時,煙を吸わないためにはどうするの?」「火から速く逃げるにはどうするの?」
(5)「増水した川,濁った川は,どうして危険なの?」
(6)「プールでのバディーはどうしているの?」
(7)「イノシシなどを見かけたら,どうしたらよいの?」
(8)「知らない人に誘われたらどうしたらいいの? ついていったらどうなるの?」
(9)「どうして線路の上にいてはいけないの?」「どうして,石などを置いてはいけないの?」
(10)「地震の時,どうして,シェイクアウトをしなければいけないの?」
(11)「アスファルトで転ぶとどうなるの?」
(12)「廊下を走ると,どんなことが起きるの?」
(13)「不審者が侵入してきたときはどうしたらよいの?」
(14)「どうして,順手で鉄棒をしないといけないの?」
(15)「不審者からどのように逃げるの?」
(16)「どうして,たばこを吸うといけないの?」
(17)「地震のとき,おさない,走らない,しゃべらない,もどらないはどうして?。」
(18)「たき火をして,火がうつったらどうするの?」
(19)「死んだ鳥にどうしてふれてはいけないの?」
(20)「携帯で被害者にならないためにはどうしたらよいの?」
(21)「どうして,工事場所に近づいてはいけないの?」
(22)「雨の日,外と同じように教室内で遊んだらどうなるの?」

 子どもたちのセルフディフェンス能力は,1度や2度の話では身につきません。「聞いたことは忘れ,見たことは覚え,したことは理解する。」という言葉があります。起こりそうなことを想定して実際に体験をさせてみる,そんなことがいっそうの理解になります。
 セルフディフェンス能力をいかに子どもたちに身に付けさせるかで,保護者や教師,地域の大人がそばにいなくても自分で対処できる子になります。ただ,留意したいことは恐怖心を与えすぎてはいけません。対応できる思考力を育てるのです。

34. 楽しく学ぶ

2019.02.25 19:41|具体的な家庭教育例
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 楽しく学ぶには,どんな方法があるのでしょうか?!

 「勉強は机で腰かけに座ってするもの」という形式にとらわれていませんか? なかなかじっとしていられず座って勉強に取り組むことに時間のかかる子,勉強にまだあまり関心を示さない子,でも,勉強してもらわないと困る。そんなときに,次のような手立てをとると,解決できますよ。家庭でぜひやってみてください。

手立て(1) 「遊び」から,「散歩」から等といろいろな学習方法があります。
(a)1年生なら,「かるた遊び」で,家族で競って遊ぶ中で,必要に迫られて,負けてなるものかと思ってひらがなを覚えていきます。こんな遊び感覚の学習を工夫できます。「漢字かるた」を作って,今習っている教材の漢字を遊びながら覚えさせることもできます。今はパソコンがあるので,すぐできますね。

(b)どの学年でもできる楽しい学習があります。散歩を一緒にする中で,動植物名やいろいろな施設等を楽しく覚える体験です。今はスマホなどがあるので,その場ですぐ映像も入手できます。一緒に見ながら確かめる学習ができます。夏冬の星座などもiPadでその場で比べながら学習できますね。

手立て(2) 学習したことをいつも見て覚えられるように工夫します。
(a)目立つところに覚えたいものを貼っておくのです。そして,覚えたら貼り替えていくのです。例えば,トイレとか少しじっとしていられるところがいいですね。

(b)定期的に「学習したこと」の確認に取り組むようにします。1度覚えたつもりでも時間がたつと忘れるものです。だから,忘れる頃が重要です。完璧に覚えるには,1度貼って覚えたとき次のものと変えましたが,それをとっておき,忘れた頃にまた貼って確認をするのです。そこで,パット答えが出なかったものを後日また貼る,こんなことを繰り返すと完璧に覚えられます。

手立て(3) 学習したことをフラッシュカードにして,ゲーム的に読めるか等の遊びをすることを通して,楽しく身につけます。 
 フラッシュカードというのは,例えば,算数なら表に「三角形に面積の公式」と書きます。裏に「底辺×高さ÷2」というように作るのです。国語で言えば,表に「むじゅん」と書いて,裏に「矛盾」と書いて作ったりします。表に「逆接のつなぎ言葉(接続詞)」と書いて,裏に「しかし,だが,けれども」と書いたりします。社会なら表に,「江戸幕府を開いた人」と書き,裏に「徳川家康」と書くなど,どの教科でも作れます。このカードを出す人と答える人に分かれてクイズ形式で行うのです。
 また,このカードを裏表期間を分けて貼り、覚えるということもできます。
 学校の授業でもこうした活動を工夫することで,楽しい学習にしていくことに心がけている先生もいます。
 「覚えねばならない勉強」と「いつの間にか覚えてしまう勉強」とでは,どちらが楽しく覚えられるでしょうか。こうしたことを意図的にしていると,子ども達は今度は勉強そのものの楽しさを知っていくので,じっと座って学習する「座学」も徐々にできるようになります。

33. 「勉強が嫌い。」と言われたら!?

2019.02.24 07:32|具体的な家庭教育例
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 「勉強が嫌い。」と我が子に言われたらどうしますか!?

 登校してきた4年生の女の子にちょっと声をかけてみました。
 「今日のテストは,何があるのですか?」「算数です。」「自信のほどは?」「だめです。だって,算数大嫌いだもの。」「算数が嫌いなの?」「だって,めんどくさいから。」

 この会話からどんなことを考え,どのように想像されたでしょうか? 
 問題点はこの子が,「算数が大嫌い。」と思っていることです。この子には次のように話をしました。

 「○○さんは,ディズニーランドが好き? 『はい,大好きです。』ディズニーランドに行きたいとき,ディズニーランドについていろいろ調べたりして,新幹線に乗ったりバスに乗ったりして行くね。これは(ディズニーランドに行きたい。)という気持ちがあるからだね。(ディズニーランドみたいな人がいっぱいいるところは嫌い。)という人は,行こうともしないね。だから,この人にはディズニーランドへの関心はないね。勉強も一緒で(嫌い。)とか思えば,やる気も出ないし取り組もうという行動も起こってこないよ。まず,大切なことは(算数が好きだ。)と思うことだよ。」
 「食べ物で嫌いなもの何?『クリームスープです。』と答えてくれる。クリームスープは嫌いと思うと,そのスープは飲まないね。でも,どのクリームスープもみな同じ味かな。どんな栄養があるかな。どんなふうに誰が作ったのかな,いつ頃から飲まれているのかな,などと関心をもつと,(飲んでみようかなあ。)と思えてくるでしょう。そして,ちょっと飲んでおいしかったら,(もっと飲もう。)と思うね。また,違ったお店で飲むと全然,味が違ったりするね。そうすると,(どうして,もっと早く気がつかなかったのだろう。)と思うよ。先生のおばあさんは,お刺身を食べなかったそうです。なぜなら生の魚の肉なんて臭くて食べられたものではないと信じ込んでいたようです。でも,もうすぐ死ぬという前に,とても高いお刺身をもってきてくれた人がいたそうです。『一度でいいからこのお刺身を食べてごらん。』と言われ,いやいや食べたそうです。ところが,とってもおいしくて,『おいしい,おいしい。』と夢中で食べたそうです。そして,食べ終わった後,『どうだった。』と聞かれました。おばあさんは『もっと早くからお刺身は,こんなおいしいものと知っていたら食べたのに。』と悔しがったそうです。そして,まもなく死んでしまいました。勉強も同じですよ。算数の計算がすらすらでき,問題を解くのが楽しくなったらやっていてよかったと思うよ。だから,『大嫌い。』とかまだ十分に努力する前に思ってはいけないよ。やってごらん絶対に楽しくなるから。そして,わからないことがあったら先生達に聞けばちゃんと教えてくれるよ。」と言いました。
 「わかった。やってみる。今日のテストもやる気で頑張ってみるね。」と,にこにこして教室へ向かいました。

 この会話からもご理解していただけると思いますが,「○○が嫌い。」と思っている子には親として,次の3つの手立てが有効になります。

(1)まずは,「人間,やればできる。」という言葉を周りの親(大人)が,自信をもって言い続けることです。
 このことによって,親(大人)が,あそこまで言い続けるのだからきっと,「やればできる」んだと思ってきます。

(2)本人が「私は算数が好きだ。」と言い続けるように働きかけます。 
 例えば,紙に書いていつも見るところに貼り,毎日,「私は算数が好きだ。」と声に出して自分の心に入れていくのです。これがクーエの暗示法です。(詳しくは後日紹介します。)自分の潜在意識に「私は算数が好きだ。」と入れていくことで,本当に好きになっていきます。これを言い続けることが,本物になってきます。

(3)安易に「嫌いだ。」と我が子に言わせないことです。 
 しっかり取り組んで,それでもだめなときに言う言葉であって,「嫌い。」とか軽く言わせないことです。「嫌いじゃないよ。まだ,良さを知らないだけだよ。必ず好きになるよ。」とその都度,否定の言葉を打ち消してください。
 これら3つを続けることで,現在意識に「私は算数が好きだ。」という気持ちが生まれてきます。そうなれば,後はこつこつと努力をしていけばよいのです。親はその頑張る姿を常に褒めていくのです。 
 ところで,この4年生の女の子はどうなったかというと,そのときのテストは残念な結果でしたが,その後,「私は算数好き。」と言える子になり成績ももちろん向上しました。
 どの教科においても同じことです。また,1つ算数が好きになると,他の教科へと広がっていきます。

32. 情の共有 ➁

2019.02.22 19:07|具体的な家庭教育例
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たった 一度の父との思い出


 「情の共有」については,「『情の共有』をしましょう!! 」で紹介しました。情の共有とは,次のような意味でした。覚えていらっしゃいますか?

保護者や先生,地域の方が子ども達と同じ体験をする中で,同様な感情にひたりながら思い出を創る  ということです。

 私の幼い頃の思い出から,遠くに行かなくても近くの場所で,それが例えⅠ回でもこうした思い出になっているという例です。多くあればさらに親の愛を多く感じるとともに,そうした体験を積むことで,情の深い人となっていきます。私の場合は父とも思い出は残念ながらⅠ回ですが,母とはいろいろな場で多くありました。

 昭和三十年代に生まれた子どもは,私に限らず親に遊んでもらうとかどこかへ連れて行ってもらうなどということは,余程裕福な家庭でないとありませんでした。 
多くの家庭では,親が一生懸命働き,子どもは親の手伝いをして家族に協力をするというのが当たり前でした。したがって,今のように家族旅行に泊を伴って楽しく行ってくるということもあまりありませんでした。でも,同級生は夏休みが終わると,東山動物園に行ってきたとか,岐阜の花火を見に行ってきたとか楽しそうに話しかけてきました。 
 私の家は,さしものや(指物屋)といって障子やらんま(欄間)などを作って売るという,いわゆる大工でした。朝早くから夜遅くまで働きづめでした。従業員も三~四人いて,とても活気がありました。 
 でも,父親と話をしたという想い出はほとんどありません。あるといえば大工道具にさわったりしたとき,ものすごく怖い顔で怒鳴りつけられたという経験だけでした。五年生の夏休みが始まるちょっと前に,思わずこんなことを母親につぶやきました。
「今年もどこにも行けないね。みんなはどこかへ連れて行ってもらうのでいいなあ。お父さんとの想い出なんて何にもないや。」
と,その言葉に母親は少し寂しい顔をしながら,「お父さんはみんなが食べていくために一生懸命働いているのよ。お父さんが働かなかったら生活ができないよ。」と,少し力強く言いました。(今年も仕方がないか,何でこの家に生まれたのだろうか。)などと自分の境遇を悲しく思っていました。
 ところが,父親が「今度の日曜日に近くの川に行って魚釣りや泳ぎやスイカ割りをして家族で楽しむよ。」と言い出したのです。本当にそんな日が来るのか疑いながらその日を待ちました。よく晴れたお日様がさんさんと輝く絶好の日になりました。お弁当やスイカや釣り道具などをもって母と父と妹と自分の四人で歩いて出かけました。川に着くと早速水浴びです。いちいちここは深みだから行ってはいけないとか,ここは流れが速いから危険などと丁寧に教えてくれました。こんなに多くを詳しく親切に語る父親に接したのは初めてでした。スイカ割りも目隠しをしたらこんなに割れないということも経験しました。魚釣りも父親とするのは初めてでした。父親はポイントを心得ていて,父親が言うところに入れると必ず釣れました。楽しい時間は短いものです。二時過ぎになりました。帰らなくてはなりません。(帰りたくない。帰りたくない。)と思っていたとき,父親が「ウナギの捨て針をするぞ。」と言いました。釣った魚をえさにして一晩おいておくのです。ウナギは夜行性なので,夜のうちに餌に食いつき釣れるというものです。思わず「明日の朝も来るの?」とこみ上げるうれしさがありました。 
 次の日の夜明け前に起こされました。川に着くと薄明るくなってきました。仕掛けは十四くらい仕掛けたので,あげるのが楽しみです。初めの四つくらいには何もかかっていませんでした。ダメだったのかと思いかけたとき,まず一匹かかっていました。結果は四匹のゲットでした。家に帰ると,ウナギの蒲焼きをするということで,父親がさばき始めました。何か職人さんのようにすぐできました。ウナギを焼くときの香ばしい臭いに今か今かと待ちました。口に入れたときのおいしさといったら格別でした。
 この体験が大人になるまでのただ一回の父親とのふれあいでした。この一日半の時間を子どものために費やした分,父親は何日も夜遅くまで残業をしていました。 

 たった一回のこの想い出は,私が父親になったときの基準になりました。(この楽しい想い出を我が子にはいっぱい味合わわせてやりたい。)そう思っていろいろな場所に車で行ったりいろいろな活動を家族でしたりしました。 
 お金を使わなくても,遠くに行かなくても,泊を伴わなくても親と時間を共にした経験,いろいろな活動で「情を共有」した経験は一生子どもの心に残るものです。

31. 夢をもつ

2019.02.21 19:36|具体的な家庭教育例
夢

 我が子は,夢をもっていますか?!

 「一年の計は元旦にあり」と言われます。これは,新しい一年を始めるにあたって,出発にどのような目標・計画をもつかによって一年が充実するかしないかが決まるというものです。
 学校では新学期が始まると,その学期に何を頑張るかの目標をもたせます。それを月ごとに振り返らせます。
 一日一日も今日,頑張ることの目標を朝の会でもたせ,帰りの会で振り返らせます。
 一時間一時間の授業も課題といってその時間に学習するねらいをもたせ,授業の終わりに振り返らせます。
 このように学校では,目標に向かって努力する姿勢や態度を育てています。

 でも,もっと大きな夢,将来何になりたいかの夢を我が子はもっていますか? 

 我が子に「夢」をもたせましょう。 
 一年生では漠然とした「夢」であっても,学年があがるにしたがってより具体的にもてるようにしていきましょう。その夢の実現のためには,どんな知識やスキルを身につけなければいけないかの理解を深めなければなりません。今の学年段階で,そのためにすべきことを具体化することが必要です。

Ⅰ.夢の実現のために必要なことは,次の(1)~(5)です。

(1)「夢」には,「読み・書き・そろばん」と昔から言われるように基礎がまず重要です。
・文章を読んで理解する。
・自分の思いを文章に書ける。
・思考をめぐらしながら計算ができる。

(2)この基礎を基に応用力を育てます。

(3)「夢」は,こうした学習の基礎力
・応用力だけでは実現できません。コミュニケーション能力も必要です。まず,人として対人関係がうまくいくかということです。
・あいさつは普通にできていますか。「ありがとう。」などの感謝の言葉が自然に出てきますか。
・自分から積極的に話しかけたり関わっていったりできますか。
・自分の思いをうまく説明したり相手の意図を理解したりできますか。
・それに何より友だちがそばにいたいという思いをもってくれる雰囲気をもっていますか。
 これらのことを教員は,その子に応じて身につけさせるように努力しています。

(4)「夢」をはっきりさせるために,いろいろな職業や考え方を子どもに伝えます。
 子どもは,どんな職業があるのかを知りません。ひょっとすると親の仕事さえも知りません。だからこそ,親の周りにある仕事や知識で得た仕事などを話題にして子どもの選択肢を増やしてほしいのです。


(5)「将来の夢や目標があるか」については,絶えず家庭で話題にしてください。
・「ぼくは将来,お医者さんになりたい。だって,命を一人でも助けたいから。」
・「私はトレマーになりたい。ぺットの犬をみんなでかわいがれたら素敵だ。」
 今後,どんどん夢が変わっていくのは何も問題がありません。でも,どの時点においても夢はもたせたいものです。そして,それに向けてその時点で精一杯努力をさせる必要があります。
 こうした夢を実現させるために,あるいは夢の実現のための必要な要素を身につけさせるためにも夢について,家庭で話題にしていただきたいと思います。

30. 我が子を支えてくれる子に感謝を!

2019.02.20 20:33|具体的な家庭教育例
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 我が子を支えてくれる子に感謝をしていますか?

 我が子を支えてくれている子は,いろいろな場で見かけます。
 例えば,朝や帰りに分団登下校をしている地区がよくあります。(岐阜県では一般的に行われています。)分団登下校でなくても,近所の上級生が連れて行ってくれたり連れて来てくれたりします。多くは,高学年の5年生・6年生が中心になってそうした行動をしてくれたりしていますが, (当たり前だ。)と思ってはいませんか?
 本来ならば,保護者が責任をもって我が子を登下校させるものです。なぜなら我が子の安全は保護者が責任をもたなければならないからです。でも,保護者は仕事をもっていることが多いことから保護者の話し合いの中で,上級生が下級生をお世話しよう。下級生は上級生の指示に従おう。また,お世話になった我が子が大きくなったら,今度は下級生をお世話しようとして始まったものが,集団登下校です。地域の助け合いの考えで生まれた素晴らしい取り組みです。

 お世話してもらう子(特に1・2年生)の保護者には「上級生が下級生を上手に連れて行って当たり前だ。」といった姿勢の人がいます。そんな人は次のようなことを言います。
 「どうして,うちの子をちゃんと連れて行ってくれないの? 分団のリーダーでしょ! しっかりしてよ。」 
 などと,どうしてうちの子がしっかりと連れて行ってもらえないかの訳を自ら実際に見ることもなく攻撃する人がいます。
 逆に我が子が上級生になったときには,今度は同じことが我が子に要求されます。しかし,こうした保護者には,次のような姿がよくあります。低学年でなかなか我が子の言うことを聞いてくれない家があると,
 「お宅のお子さん,どういう躾をされているんですか。うちの子が本当に困っています。」 
 などと,我が子がリーダー性のないことは問題にしないで,他人の子のせいにします。こうした保護者は分団の迷惑な存在です。

 実は,他人の子を引き連れて登下校するということは,大人でも高学年のリーダーほどにはなかなか上手にできません。これが現実です。だからこそ,「多少問題はあるかもしれないが,世話をしてもらって連れて行ってもらったり連れて来てもらったりすることはありがたいことで,『ありがとう。』」という感謝の気持ちが必要なのです。 

  「○○さんがうちの子をしっかりと連れて行ったり連れて来てくれたりしましたね。こっそり様子を見ていたら,うちの子がわがままを言っていたけれど,優しく接してくれていましたね。ありがとう。家でも『○○さんの言うことは聞きなさい。』といつも言い聞かせてきましたよ。でも,迷惑をかけていましたね。○○さんの姿には,おばさんは本当に感謝していました。あなたのおかげで安全に1年間学校へ行けました。私も仕事に行けました。ありがとう。ありがとう。」 

 1年生が終わったときに,リーダーにこのような感謝の手紙とちょっとしたプレゼントを渡した保護者がかつてありました。素晴らしい保護者だと今でも印象に残っています。

29. わがままに育てていませんか?!

2019.02.19 19:46|具体的な家庭教育例


我が子を,わがままに育てていませんか?!

 

誰もが将来は1人で,自分の生き方を考えて生きなければなりません。だからこそ,いつまでも誰かが世話をし,支えてあげることはしてはいけません。「自分のことは,自分でする。」「自分のことは,自分で判断できる。」そういう力を周りにいる者が付けてやらなければいけません。「かわいそうだ。」「大変そうだ。」と,ただ,同情だけで接し,手を差し伸べ続けているといつまでたっても自立できず,人に頼って生活する人になってしまいます。
 次の例は,甘やかすことなく,どのように育てていったらよいかのヒントになります。ぜひ取り入れてみてください。
 
例1 「ぼく,その給食嫌いだから,食べない。」と,なかなか食べようとしない子。 
 担任は,栄養や体づくりのことを考えて少しでも食べさせようとして,それを小分けし,「これだけは食べよう。」と言って促し,食べられたら「よく食べたねえ。」と褒め,「次も頑張ろうね。」と言葉がけをします。このその子にあったスモールステップの温かい働きかけの積み重ねで,好きでないものも食べられるようにしています。
 ある保護者が「家の子が○○を食べたと聞いて,びっくりしました。家では絶対食べないのに!」と言われた方がありましたが,本当は,これは保護者が家庭で行うことです。わがままで育った子がこのまま育ったらどうなるのでしょうか。心を込めて料理を作り,食卓に料理を並べたとき,結婚した相手が「それは,嫌いだから絶対食べない。」とか,「私,魚が嫌いなので,そんな料理は作らないわ。」等と魚料理が一切作られなかったら,相手はたまったもんではありません。その家庭に育った子は,給食で魚料理を食べるだけになります。

 作ってくれた人の心をいただくという指導があれば,食べざるを得ません。 「あなたは,お母さん(お父さん)が嫌いなの? 嫌いじゃないのならお母さん(お父さん)が作ったものは食べられるものねえ。」と,(わがままを言いたいのだけれど,作った人のことを考えると,頑張って食べよう。)そういう心を育てていきたいものです。
 

例2  身の回りの整頓ができず,自分の机の周りがごちゃごちゃしている子。 小さい頃に,整理の仕方をいっしょにする中で,教えることがなかった子です。そして,できたことに対して,当たり前として褒めることがほとんどなかったこです。この子は,学校で,先生や友だちから毎日,「整理しよう。」と言い続けられます。「生命の教育」のところでお話した潜在意識に(私は,整理もできないだめな子)という思いが積み重なっていきます。
 もし,整理の仕方をいっしょに教えながら,その子なりの工夫が出てきたらいっそう褒め,「きちんとした状態があなたの本当の素晴らしい姿勢だよ。」と言われ続けたら,この子の学校での姿はさらに,次への段階に進むはずです。

例3  明日の予定がしっかり書けずに,明日どんな教科があるかわからない子。
 明日の予定がしっかり書けずに,明日どんな教科があるかわからないため,教科書の準備ができない。さあ,この子はどうしているでしょうか?
 困ってしまって,一番安全な「全部毎日,教科書をもっていく」ということを選択しました。予定が書けないということも問題です。他の子が全員書けているのに,どうしてこの子だけが書けないのでしょうか。時間がないわけではありません。担任がチェックしたときは書くでしょう。 でも,中高学年でそんなことをしなくてはいけないことが問題です。つまり,自分の生活に見通しをもてず,何となく生活しているのです<span style="color:#cc3333">。「今日,どんな学習をしてきたの? 楽しかったことは何?」等と毎日聞いてやる。そうすると,自分は気にかけられ,愛されているということを感じます。「楽しいことがなかったら,明日はよい話をしてね。」と働きかける。そこに,やりがいをもたせ,期待に応えようする動きがでてきます。

28. 自己決定力

2019.02.18 20:48|具体的な家庭教育例
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 我が子は,自分のことが,自分で決められますか?!
    
 我が子は,自分のことを自分で決められますか?! 言われてみれば,私が指示することの方が多いと思われる方はいませんか?

 スーパーの果物コーナーで,何を食べたいのかをお家の人が聞いても答えられずに,もぞもぞしている子を見受けます。また,「絵を描こうか。」と,紙を与えてもなかなか何を描こうか決められずに描けない子がいます。こんな姿はないですか? 最近は,このように自己決定力の弱い子が増えています。
   
「自己決定力」とは,「自分で自分の行動をどのようにするのかを決める力」のことを言います。 上述の例のようでなくても,わが子が自己決定力を身に付けるということは,前向きに生きる力につながります。

 私は,自分のクラスに不登校(不登校気味)の子がいると,必ず次の3つのことを行いました。

1つめは,担任としてできるだけ母親(保護者)に会い,その表情を明るくすることを働きかけました。 
 親が暗いとその姿を見て,子どもも暗くなります。そして,同じように行動が自信のない行動となってきます。

2つめは,「わが子が,明日学校に行くかどうか,くよくよ悩まず,わが子はちゃんと学校に行くと強く信じましょう。」と保護者に働きかけ続けました。 
 親が不安をもつと,その不安が子どもに伝わります。そして,(親が自分をそう思っているのならやっぱりそうなんだ。)と納得をしてしまいます。(親が自分は学校に行けると思っていてくれる。)と思うと,それに応えていこうと思えてくるのです。

3つめは,自己決定力を子どもに付けさせる取り組みをすると共に,保護者にも働きかけました。 
 この自己決定力がついてくると学校への登校ができるようになります。それは自分で学校に行こうと決められるからです。



 では,どうしたら自己決定力が身についてくるのでしょうか!?
 「自分で決めなさい。」と,やかましく言ってもできるものではありません。そこで,私は次の方法をとりました。

(1)選択肢から選ばせる。 
第1段階(決められない子に,AとBのよさを説明し,とにかくどちらかを選ばせる。言葉で言えなければ動作でもよい。自分で選べたという自覚をもたせる段階)   
 果物の選択例
・「ここに果物があるよ。バナナとリンゴがあるよ。バナナは柔らかく甘くて美味しいよ。リンゴはさくさくとして,歯ごたえがよくて美味しいよ。どちらがよい。」と聞く。初期の段階は聞いても言わないことが多い。そのときは「指で指してごらん。」と動作を促し,できたら,「よく決められたね。自分で決めることが素晴らしいんだよ。」と言う。このように自分で決めたんだという自覚をもたせ,結果としてよかったんだと思わせることです。家庭でも同じように取り組んでもらいました。

第2段階 (動作で選ぶことができるようになったら,どうしてそちらを選んだのか理由を言わせ,自分で選ぶことができたし,理由も言えたという自覚をもたせる段階) 
  文房具の選択例
・「ここに鉛筆があるよ。これ(木目)とこれ(白い鉛筆に絵柄がある)があるよ。どちらが好き?」と聞く。「こちら。」と指を指しながら言ってくる。今度は,「どうしてそちらがよいの。」と理由を聞く。「こちらの方がかわいいもん。」などとわけが言えたら,「よく理由まで言って決められたね。自分で決めることが素晴らしいんだよ。」と言う。このような方法で家庭でも取り組んでもらいました。

(2)選択肢がなくても決定できる働きかけ
 第3段階(選択肢を与えられなくても自分で選べたという自覚を持たせる段階)

  自由に絵を描く例
・「ここに画用紙があるよ。何か描きたいものがある。」と聞く。「お祖父さんの顔。」などと言ってくる。今度は,「どうして,お祖父さんなの。お兄さんではいけないの」と理由を聞く。「お祖父さんの方が描きやすいもん。」などとわけが言えたら,「よく理由まで言って決められたね。自分で決めることが素晴らしいんだよ。」と言う。このような方法で家庭でも取り組んでもらいました。

 この3つの段階を経ることによって,徐々に自己決定力がついてきます。
 不登校でなくても,わが子の自己決定力が今の段階で弱いと思われるのなら,ぜひ,「(1)選択肢から選ばせる」 → 「(2)選択肢がなくても決定できる働きかけ」 を試みてください。はきはきと自己主張ができる子が育ってきます。
 人はレディネス(準備性)といって,働きかけても心や技能などがないとサポートがいります。レディネスがあって初めて指導ができます。一つ一つ「何を,どのようにしたらよいのか」をていねいに教えずに,「できない」ということだけを見て指摘すると,自信のない,自分を大切にしない子が育ってしまいます。よりよく自分のもっている素晴らしい力を出させるためにも,自己決定力育成のステップのように細かな配慮を家庭で行っていきましょう。
プロフィール


名前 : 英ちゃん(柘植 英次)
趣味 : 読書・魚釣り
教育関係履歴:岐阜県の教員
教頭・可児市主任指導主事・校長を経験

家庭教育法について情報発信中

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