252. 子どもの5つの願い!

2019.10.02 20:00|家庭教育の考え方
子どもの5つの願いを改めて考えてみましょう!
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「子どもの5つの願い」を何度か紹介をしてきましたが,5つとも言うことができますか?
また,中身をしっかりと理解していらっしゃいますか?
 改めて,確認をしてみましょう。

5つの願い(その1) 認められたい
 妹が100点を取ってきて,褒められていると,
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「こないだは,70点やったや。ぼくだってこないだは100点だった。」
などと過去の妹の悪いことを言うことで,自分に関心をもってこようという兄がいます。

 学級で,友達が50m走でよい記録が出たので先生に褒められていると,
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「普段は,ぼくの方が速い。」
などと,自分を認めさせようとする子がいます。
 このように,子どもは人を貶してでも自分を認めてほしいという姿があります。勿論,良さを認め合う心を培っていくことはしなければなりません。
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「昨日,友美さんが手洗い場をきれいにしてくれたので,今日はとても気持ちよく使えるね。」
などと担任が朝の会で話せば,こぞってみんながきれいにしてくれます。みんなが認められたいのです。


5つの願い(その2) 褒められたい
 大人でも職場で,
「斉藤さんのアイデア,とても役立ったよ。」
「石上さんの働きは,社員の見本だよ。」
「里奈さんの明るさは,職場の雰囲気をとてもよくしてくれるね。」
等と褒められたら,嬉しいものです。我が子も含め,子どもはとにかく褒められて伸びるのです。それは,夫や妻においても同じですね。
 2年生の子が,自分のつくった焼き物を大事そうに抱えて持って帰ろうとしています。

「家にもっていくんだね。」
と言ったところ,
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「家のお母さんは,ぼくがつくったものはとても大事にしてくれるんだ。多分,褒めてくれた後,門の上にでもこれを飾ってくれるよ。」
 この子の親は上手にできた作品を褒め,作品を真剣にていねいにつくるように仕向けているのです。その温かい褒める言葉を楽しみに帰って行きました。
 

5つの願い(その3) 愛されたい
 夫婦の間に子どもが生まれます。一人目の子はかわいがられ続けます。親の愛情は自分一人のものです。
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 ところが,弟が生まれます。妹まで生まれます。生まれる度に親の愛情は1/2,1/3になっていくように感じます。実際には違いますが。アニメ映画の「ボスベイビー」で,下に弟が我が家に来たとき,お兄ちゃんである主人公がなんとか親の愛情を自分に向けさせようとした気持ちとよく似ています。(親子で何度でも楽しく見られますよ。)
(ぼくだけを愛してほしい。)
(私だけを愛してほしい。)
 こんな気持ちにもなります。兄弟姉妹が増えても自分を愛してほしいのです。そんな中,下の子を大切にすると,自分を親が大切にしてくれることを学びます。
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5つの願い(その4) 人の役に立ちたい
 幼い頃は,お母さん,お父さんの役に立ちたいという気持ちがとても強いのです。自分が愛している親が喜んでくれれば,こんな嬉しいことはないのです。
 だから,お茶碗を割ってでも茶碗洗いをしたがるのです。
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いろいろな仕事を与え,親の嬉しさを伝えていけば,その親の期待に応えて努力してくれるのです。

 その家庭での親の認めが,学校でも先生や友達の役に立ちたいという気持ちに発展していくのです。
 ところが,学級を受けもったとき,友達や学級のために働こうという気のない子がたまにいます。この子は,家庭で役に立つことなく認められていなかった子です。そんな子の親には早速,お願いをしました。


5つの願い(その5) 自由でありたい
 子どもは。親の愛に包まれ守られすくすく生きたいと考えています。でも,必要以上の束縛があると,逃げ出したくなるのです。
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「執着の愛」と呼ばれる,親の思ったとおりに強制力を伴ってさせる行為が嫌なのです。

「宿題は終わったの? それじゃあ,お母さんが買ってあげたプリント4ページはやりなさいよ。それが終わったらピアノよ。」
などと,レールを引いて,
(やるのが当たり前,文句は言わせない。)
というものです。
 同じやるにしても親子で相談をし,納得させて取り組ませるものではないと,自由がありません。低学年のうちはまだ,我慢していますが,高学年になると思春期とも重なって暴れたりします。
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 我が子と学習にしても生活にしても運動にしてもよく話し合い,納得して取り組ませることが大切です。そこには,我が子の意思があり自由があるからです。この自由があれば,我が子がもつ本来の力を一層発揮していくことになります。 


 私たちは他から認められ,愛され,褒められたら嬉しくて生きがいを感じます。
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特に,自分が尊敬している親や先生や周りの人に認められ,褒められたいのです。
 だから,どんな仕事でも,勉強でも,だれも認めてくれない,褒めてくれない,愛してくれない,役立たないでは生きがいが感じられないのです。したがって,勉強などもあまりできなくなります。「子どもの5つの願い」を十分理解して,これに応えていきましょう。

66. 我が家のルールの確立を!

2019.03.30 19:35|家庭教育の考え方
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我が家のルールの確立を! 

 保護者からこんな質問をいただきました。

「我が家のルールとお友達の家のルールが違うことが出てきます。ゲーム時間や遊ぶルールなどで他の家のルールの方がよいときは,子どもは「なぜ?」「ずるい!!」と言ってきます。また,言葉遣いでは,友だちにきつく言われると相手にはそこまで悪意はなくても,我が子は傷ついてしばらく落ち込んでいることもしばしばあります。このように家庭が違うと言葉遣いでも難しいと思っています。我が家のルールと他のお家のルールの違いをどのように伝えていけばよいでしょうか。

てだて1 我が家のルールをきちんと家族で確認し,「我が家は我が家」と言い切ることが必要です。 
 それには,夫婦を中心としてしっかりとしたものをつくる必要があります。思いつきやその場その場で違うのでは,子どもが困ります。いったん決めたらこれでいくと家族で確認します。 ルールは次のような観点が必要です。
(1)食事の時間とそのときの約束(テレビを見るか見ない,食器の扱い,片付けなど)
(2)家での勉強をする時間(宿題+○時間)
(3)ゲームや遊びの時間(平日と休日の違い)
(4)お手伝い(家族の一員としての仕事):報酬はなし
(5)朝起きる時間,夜寝る時間(睡眠時間は○年生で○時間)
(6)言葉遣い(家族と他人に対する言葉遣いの違い,年長者への言葉遣い)
(7)お小遣いやおやつ(お小遣いは○円で○年生から) 
(8)あいさつは心を込めてしっかりとする。     etc

てだて2 他の家庭の方がよいと親が思うものがあったら,変更します。
 でも,子どもに押されて不本意ながら変えることはよくありません。それをすると,しつこく言えば変えてくれるものだという学習をしてしまいます。子どもは純粋です。

てだて3 他の家の子が遊びに来たら,我が家のルールを明らかにします。
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 他家の子が遊びに来たら,「うちでは○○にしているから,ここでは守ってね。」と予め伝えれば,子ども達はそういうものだとして動きます。 
 言葉遣いが悪い子が我が家を訪問して気になるようでしたら,「その言葉遣いは,○○さんの良さが消えてしまう言葉だよ。」とか「その言葉はおばさんでもいやだな。」などと友達に対してふさわしくない言葉だということを教えていく必要があります。それをしないと,この家は何でも許される家庭だと勝手に判断して横着になってしまいがちです。子どもそのものは素晴らしい存在なのですが,教えないとそれが普通となってしまいます。普通になったらなかなか元には戻せません。

てだて4 我が家のルールのよさをその都度確認していきます。
 テレビの場面,親の周りの話題からなど色々な情報から,我が家のルールが人間形成上とても良いルールだということを教えていきたいものです。
「食事の時に,テレビを見ずに今日あったことを話す家庭は少ないそうだよ。我が家ではそれをしているので,学校のことがよくわかるよ。」
「お小遣いが6年生になっても全くもらえない○○さんは,買い物もしたことがないんだって。」「お小遣いをもらって,自分で迷いながら計画して買わないと,全くなくなって困るということがわかったよ。」
 こんな会話が食卓で行われると,とてもよい勉強になります。

 その環境で育った我が子は,自分の家庭をもったときに同じようなルールを創っていきます。その意味ではお手本になるのですね。

4. 親の教育10のモットー

2019.01.19 16:57|家庭教育の考え方
 

[親の育児10のモットー]をもとにして子育てを積極的に行いましょう!
 現在意識を左右する潜在意識の活用をして,我が子を育てていきましょう!
 子どものとらえを改めて考えてみましょう! 子どもに,「自分はできる」という強い意識をもたせないと,成長はしません。親も「自分の子は,できる子だ」と信じ切らないと,温かい言葉,強い信念に満ちた言葉がけはできません。そのために,心のつくりをしっかり理解して,子育てにあたりましょう。
  10%の現在意識(顕在意識)に頼ることなく,90%の潜在意識を大いに活用をしていきましょう。
そのために,子どもの潜在意識に「どれだけ自分はできるのか。」「こんなことができる力があったんだ。」 と周りが意識させていくかが鍵となります。次の10を「子育てのモットー」として努力していきましょう!

1.我が子のよさを,3つは自信を持って他人に言えますか。
 我が子のよさが常に3つは言えますか? 自分の子なのに言えないということは,そうした見方をしていないとということです。自 分の子だから自信をもって,見つけていく,創る努力がいります。

2.大人にとって当たり前のことでも,素晴らしいと言葉に出して褒めます。
 大人にとっては当たり前のことでも,子ども達にとっては当たり前ではないのです。なぜなら子ども達にとっては,「初めてすること」,「新鮮なこと」,「経験の少ないこと」 なのです。

3.教えるべきことは,興味をもつように教えます。
 興味・関心をもって聞いてきたことには,必ず答えてあげてください。一番伸びるチャンスです。これをいい加減にすると,いろいろなことに興味・関心をもたない子になってしまいます。後で関心をもたせようとしても無くなったものを取り返すには労力が要ります。
 興味・関心が無い子には,もたせていく努力が要ります。「~は,何だと思う。」「クイズ3択」のように,楽しくちょっとした時間で話題にしていきます。例えば,車にはどうしてタイヤが4つあるの? 3つではいけないの?等,言われないと気づかないことに気づ かせていくことによって観察力が育ち,「なぜ,なぜ」と考える子になります。社会科や理科の得意な子になります。
 やってはいけないこともしっかりと教えなければなりません。

4.学校で,できたこと・頑張ったことを毎日,聞きます。
 朝,出て行くときに「今日も頑張ってらっしゃい。学校で楽しかったことを話してね!」 と言って送り出し,帰ってきたら必ず「できたこと・頑張ったこと・楽しかったこと」 を聞いてやってください。初めは聞かれるから,何か頑張ってみようという動機づけになり頑張り出します。初めは「ない。」と言うけれど,聞き続けると普通に言うようになります。もし言わないときがあったら,いじめにあったり,何かにつまずいていたりしていることを察知できます。

5.親の喜び,悲しみとして善いこと・悪いことを伝えます。 
 {~のような姿は,○○さんの本当の姿ではない。そんな○○さんの行動は,お母さん悲しいよ。}「~のようなことをやってくれるなんて,お父さん嬉しいよ。」などと,親の喜び,悲しみとして表現していきます。

6.些細なことで,叱らないようにします。
 叱るのは命に関わることをしたことと,人としてしてはいけないこと(窃盗,人権侵害等)だけ。後は諭す。
  ex.「~のようなことをする○○さんは,本当の○○さんではない。○○さんは優しい子のはずだ。」「○○さんは,しっかりした子  だから今日したことは悪いと思っているね。どうしてそんなことをしたのか,正直に話して。」 のように,
 すばらしい子だと思っている限り,つまらないことにこだわらないはずです。つまらない子だからと思っていると,「私が○○しなければという」気持ちからつまらないことを指摘してしまいます。

7.家族の一員としての仕事をさせます。
 仕事は年齢にあっていて飽きることがなく成就感のあるものをさせていきます。幼児だったらゴミ拾い。家族に家の中にある新聞を運びます。小学生だったら靴そろえ。玄関掃き。ポストから新聞を運ぶ。洗濯物たたみ。少し大きくなったら風呂掃除など。ただし,仕事の後は必ず感謝の気持ちを伝え,やってよかったという充実感を味わわせたいです。それがないと継続は難しいです。
 このことによって家族に貢献しているという自己有用感をもたせる機会となります。この自己有用感(自分は人のためになっている大切な存在なのだ)がないと,つまらないいたずら等をして,自分に気を曳かせようといろいろな行動をとります。家族の一員 としての仕事は,将来の仕事に対する姿勢づくりです。

8.子どもを比較しないようにします。
 一人一人の個性,早い遅いがあります。春に向けて,ヒヤシンスやチューリップを同じ時期に植えても早い遅いがあります。また,形や色が違います。でも,いずれもきれいに咲きます。それと同じように子ども達も発達に差があるし,速いからといってよいわけでもありません。その子として伸びればよいのです。
 「~も」をつけて褒めることはとても大切です。「も」は複数を意味するので,「お兄ちゃんもすごいね。」と言えば,弟の自分もすごいと言われているのかといっそう嬉しくなり頑張ります。 

9.悪いことは考えません。
 悪いことを考えれば,必ず悪いことが実現してきます。善いことを思えばよいことが必ず実現してきます。潜在意識に描いたこと は,形となって出てきます。悪いことを考えると,表情も悪くなり,雰囲気でも敏感に子ども達は感じてしまいます。よいことは何もありません。

10.放つ愛に徹します。
 執着の愛でなく,放つ愛に徹しましょう。放つ愛には温かい言葉が重要です。(私が○○をしないとできない)などと監視するような行動を取らないことです。自由にやらせる中で,「こうするとよいよ。」とそっと教えながら,できたすごさを認めていくのです。縛れると大人でも逃げたくなります。期待に応えようという心がつながっていれば,子どもを放っても繋がっていきます。

3. 子どもへの愛情のかけ方は?

2019.01.12 21:04|家庭教育の考え方
 子どもへの愛情のかけ方は,どうあったらよいのしょうか?
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1 自他一体感の愛情が必要です。
 親が子に対する愛情は,自他一体感の感情をもつ愛情です。相手の幸福のためには相手の身になり,自ら奉仕してまでも相手の幸福を願い,相手を喜ばし,満足させる愛情です。

 親の愛は,「子どもを軸」において,子どものために考えるのです。
親でなくても「子どもを軸」において,子どものために考えることが絶対重要なのです。


2 執着の愛情(執着の愛)は,子どもをダメにします。
 こんな親さんがあります。
◇良く気がつき,こまめに行き届く親なのだが,子どもかわいさからすぐ手を出してしまい,先へ先へと自分の思うようにやってしまう。
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◇親は,先にやったことの結果に満足し,子どももだんだんそれが普通になってしまう。子どもは,むしろやってもらうことが当たり前になってしまう。
 そのように育った子は,成長しても親や教師・周りの人に対する依頼心が強く,自主性に欠け,自分から進んでやろうとする意欲が少ないのです。つまり,言い方は適切ではないのですが,「馬鹿殿様」状態となっているのです。

◇子どもにやらせたいことがあると,例えば,宿題をやらせたい願いからすぐ
「宿題は? 宿題やったの!?」
と口やかましく言う。

◇整頓をきちっとさせたいという願いから,
「整頓をしなさい。整頓をしなさい。」
などと言う。
 それを毎日しつこく言われると,子どもはその言葉で常に縛られている感じが強くなって,勉強するのがいやになったり整頓をしたくなくなったりして逃げ出したくなるのです。これは大人でも同じですね。

 中学生で,なかなか受験勉強に入らない子もいます。親は気になってなんとか勉強させたいと思います。しかし、あまり口に出すのもはばかって時折しか言わないのですが,心の中では
「勉強してほしい。勉強してほしい。いつになったらやるの?」
等と強い気持ちを持ち続けていることがあります。
 そのようなときには,子どもは何となしに親に縛られている感じがして机に座るのでさえいやな気がするのです。
「執着の愛」の結果は,必ず良くない結果をもたらすのです。



3 放つ愛情に心がけます。
「可愛い子には旅をさせよ」と昔から言われるように,子どもの将来を考えて,健康で,自主的で,何事でもやり抜く根性を養うためには,厳しい愛情,すなわち,「放つ教育」で導かねばならないのです。
 その「放つ教育」は,できるだけ子どもの小さいときから行うことが目的達成には大事なことなのです。
 子どもとの約束ができたら厳格に守ります。ただし,事情によっては他の処置をするなどの気配りや配慮は必要です。その時,忘れてはならないことは,できたりやりきろうとしていることに対し,賞賛を与えたりするなどして愛情を感じさせることです。

 我が子が,自分の役割を失敗してもすぐにカバーに入らないことです。怪我云々の注意は必要ですが,自分でなんとかしようとさせる厳しい愛情(放つ愛情)をもって見ていて,自分でできたらそれを褒めて喜んでやるのです。
 もし,できずに悲しい顔をしていたら,
「あなたならできるよ。」
「この前,同じようなことできたじゃない。」
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等と言葉の力によって励まし,そっとヒントなどを与えるのです。

 やりきれたら
「 すごい。」
と握手をしたり抱擁をしたりして一緒に喜んでやるくらいの愛情表現をしてやるならば,何回か繰り返すことがあっても必ずや自分でやりきる自主的な根性が養われるようになるのです。
「放つ愛」には、愛情を感じさせることが付随します。


4 誤った愛情表現は禁物です。
 愛情表現がよい子を育てるためには大事なことで,この表現の良し悪しによって子どもの成長に差がつきます。
 良いことだと思うと,親の中にはその子の年齢や程度などあまり考えずに,無理矢理にでもやらせようとする方があります。
 そして,ちょっとでも思うようにならないと,その子の欠点・短所なども付け加えて口やかましく言うばかりでなく,態度にまでもそれを表現して強制する方があります。

 こうなってくると子ども自身は「やらねばならぬ。」あるいは,「悪いことだ。」と知りつつも,素直にそれにしたがう気持ちになれず,返って反抗的に言葉や態度にそれを表現することになります。
 また,親の言葉の力によって自分の欠点や短所が強く意識に植え付けられることにもなります。そして、どうかすると良くない方向に進む結果となります。
 愛情表現が誤っているために,親の思うこと,希望することとは逆になって現れるようなことになるのです。

 このようなことが積み重なることによって,子どもによっては,
「親は自分を愛していないのだ。邪魔者なのだ。憎んでいるのだ。」
「いつか仕返しをしてやろう。困らせてやろう。」
等と想い,中学生くらいの年齢にもなると家出をする,いじめをする等ということにもなります。そのような愛情不足の子どもは,往々にして非行に走りやすい結果となります。不登校といった形でこもってしまうことにもなります。
 よい愛情表現が,よい子を育てるのです。


5 子どもの成長にともなった愛情表現をします。
 子どもが発達段階に応じて自分で何事でもやり出したときを生かして,その子の気のついた点,努力した点,才能,美点など少しでも良い点を小さなことでもそれを言葉に出して認めたり褒めたりするのです。
 この認めたり褒めたりすることが既に愛情を表現していることなのです。それに加えて手を握るとか頭をなでる,抱擁する等,心からのうれしさ・喜ばしさを自然に表す愛情表現をしたとき,子どもは本当に嬉しいと感じるのです。
 その嬉しさによって自己の素晴らしさの自覚が呼び出されて,良いことを自主的に行うようになってくるのです。
 自分で何事でもやり出したときが,認めの愛情表現のチャンスなのです。


6 子どもには,5つの願いがあります。
 子どもには根本的な5つの願いがあります。その願いは,①「認められたい」,②「褒められたい」,③「愛されたい」,④「人の役に立ちたい」,⑤「自由でありたい」ということです。
 私たちは他から認められ,愛され,褒められたらうれしくて生きがいを感じます。特に自分が尊敬している先生や親や周りの人に認められ,褒められたいのです。
 だから,どんな仕事でも,勉強でも,だれも認めてくれない,褒めてくれない,愛してくれないでは生きがいが感じられないのです。したがって,勉強などもあまりできなくなるのです。
 子どもの5つの願いを十分理解して,これに応えていきましょう。

2. 「本当の教育」のあり方とは?

2019.01.10 20:28|家庭教育の考え方
「本当の教育」とは,どういうものなのでしょうか?
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1 教育とは?
▼ 教育は外から詰め込むものではなく,本人の内に宿る能力を引き出すことにあります。
 Education とは,引っ張り出すことをいいます。本人の内に宿っている能力を引き出すのです。これが教育の本質です。
 引き出せば,どれだけでもその子どもは発達します。これを教員,保護者,周りの大人の使命ととらえるのです。
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「引き出し,伸ばし,鍛える」が,この立場に立つ考え方です。
 子どもは,「教える」=「押し込む」でなければ育たないの教育観では, 生き生きと活動しないのです。


2 子どもの本質とは?
▼「この子は気にくわない子だ。」,「この子は生意気な子だ。」,「この子はやんちゃな子だ。」,「この子は乱暴な子だ。」,「この子は嘘つきだ。」,「この子はぐずだ。」などと思っていると,思ったことは表情に出たり,雰囲気に出たりします。それを子どもは敏感にキャッチするのです。
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 考えていることは,雰囲気となって保護者・教師・周りの大人から醸し出るのです。


3 子どもの自覚を呼び出す教育とは?
▼「こんなことができるのは,頭がよい。」,「こんなことができるのは,素晴らしい」,「これができるのだから,これをやる力がある。」,「これができるのなら,将来こんなことが向いているよ。」,「みんなをこのようにまとめられるのだからリーダー性がある。」
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 こうした言葉で認めること(さらには行為の価値付け)によって,それとはなしに自分はできる存在,善なる存在だと直感的に自覚し,それを発揮しようとする意志がわいて努力することになるのです。
「自覚を呼び出す教育」のみが,問題行動・消極的な行動等を起こさせないのです。


4 子どもの欠点をつかむ教育の影響とは?
▼「こんなことをするあなたは,悪い。」,「こんな簡単な問題ができないの。勉強をしないからだ。やりなさい。」,「あなたは字が汚い。」,「あなたは落ち着きがない。」,「この間,注意したのにまた同じことして,全く。」
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 このように欠点や短所を強く指摘されると,やらなければいけないと分かっていても悪い言葉の印象の強さによって悪い自分の印象が心に深く入ってしまいます。
 それが重なるにつれて自然に反抗する気持ちと同時に,
(自分という者は,こんなつまらない者だ。)
ということになってしまって,直すというよりも自分自身を卑下する気持ちが強くなり,よくない結果を生ずることになるのです。
 良い方へと力強く歩み出すためには,欠点をつかむ教育をやめることです。

次のテーマは,以下です。
 子どもへの愛情のかけ方は,どうあったらよいのでしょうか?! 
プロフィール


名前 : 英ちゃん(柘植 英次)
趣味 : 読書・魚釣り
教育関係履歴:岐阜県の教員
教頭・可児市主任指導主事・校長を経験

家庭教育法について情報発信中

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