299. 友達の種類は!?

2019.11.18 20:00|学校教育との連携
我が子の友達は,どんな種類の友達ですか?
friends_man.png
 以前に「友達を大切にする心」がとても大切だということを紹介しました。今回は,この「友達を大切にする心」についてもう少し考えてみたいと思います。

 朝,家の前を登校している小学生を見ると,
(本当に下級生を大切に連れていってくれているのだなあ。)
08c43f96.jpg
と嬉しく頼もしく見ています。

 でも,学校帰りにちょっとしたけんかをしている子もいます。どうしてけんかが起こるのでしょうか?

 このように友達に優しくする面とついつい感情にまかせて接してしまう面とがあります。
 では,友達とは一体,何なのでしょうか? よく親は,

「家の子は,友達がいっぱいいるわ。」
などと言いがちですが,どんな友達なのでしょうか、


 友達には3種類あります。
1つめは遊び友達です。
 ドッジボールなど遊ぶときだけの友達です。遊びが終わると終わりです。この友達は遊べればよいので,いつも同じとは限りません。
kids_oonawatobi.png
その時の雰囲気とか同じクラスにいるからとかいったことで成り立つ友達です。


2つめは,親友です。
 これは,字の通り「親しい友達」という意味です。いろいろなことを仲良く取り組む友達です。一緒に帰るとか遊び以外でも仲良くできる友達です。
friends_boys.png ただ,いつも親しいというのではなく,その人の都合でがっかりさせられることもあります。


3つめは心友です。
 心の友と書きます。自分が本当に困ったときに相談にのってくれる友達です。決して裏切ったりしません。
 自分につらいことがあり相談をしたいときは,例えば大阪にいるとして遠くの東京からでも来てくれます。一生に1人か2人しかできない存在です。
shinpai_woman.png


 我が子には,どんな友達がいるかを改めて考えてみてください。
学校からもらう通知表には,
「誰ともうまく付き合うことができ,友達がいっぱいです。みんなの人気者です。」
等と書かれている場合は,どの友達を指しているでしょうか。

 もし我が子に友達がいないということでしたら,それは努力が足りないのです。待っていてできることはたまにはありますが,多くは待っていても友達はできません。自分から努力してつくらなければいけません。では,どのようにしてつくるかということです。

【友達を作るための2条件】
(1)友達に親切にすることです。
 親切ってどんなことをすることですか? 例えば,
①困っている子がいたら,
「どうしたの?」
と我が子は声をかけていますか?
nayamu_girl2.png

②我が子は,自分がやってもらうと嬉しいことを人にやっていますか? 兄弟姉妹関係を見れば一目瞭然ですね。

③友達から頼まれたら「ハイ,にこ,ポン」と,いやな顔をしずにやっていますか?
 この3つに努力させることで,友達に親切になれるのです。



(2)人のいやがることをしない,言わないことです。
「人のいやがることをしない,言わないこと」について我が子はどうですか?
①自分がおもしろいからといって,人がいやがることをしていませんか? やられた人は,
「くそー。覚えていろ。」
と恨んだりしますね。その時そのやられた人が,
(仕返しをしてやる。)
悪口
と思ったらずっと,いやな関係が続きます。

②人のいやがることを言っていませんか? 
 言われているその人が,自分では何ともできないようなことを平気で言っていませんか? 
 例えば,
「おまえ,足,短いなあ。」
「あなた,鼻の穴がでかい。」
「顔が大きい,丸い。」
等と我が子は言っていませんか? 
 お父さんやお母さんが,足が短かかったら子どもは足が短いのです。鼻の形や顔も遺伝します。これはどうしようもありません。そんなどうしようもないことを言って自分がえらくなったように思う人は最低の人です。中身が大事なのです。心の美しさが大切なのです。
 今,話したように,「人のいやがることをしたり,言ったりする」人は,実は自分に自信がない人です。

(ぼくは,私はこんなところが素晴らしい,できるんだ。)
pose_makasenasai_boy.png
と思っている人は,そんなことをしたり言ったりする必要がないのです。なぜならみんなが認めてくれるからです。

 今後も,「友達に親切にする」,「人のいやなことをしない,言わない」「自分の力を学習・生活にどんどん出す」ことに我が子を一層,努力させていきましょう。
 「友達を大切にする」姿を家族全員で応援していきましょう。そうすれば,毎日を友達と楽しく大切に過ごさせることになるのです。

297. 共通語でなくってよいの?!

2019.11.16 20:00|学校教育との連携
我が子は,共通語で話していますか,それとも方言ですか?!


 喫茶店で知人とコーヒーを飲んでいると,隣の席からこんな会話が聞こえてきました。
「うちの子,ここに引っ越しして来てから方言ばっかりで,何言っているのかわからなかったけど,いつの間にか私も使っているの!」
cafe_osyaberi_woman.png

『お母さん,今日,とてもえらかった( 疲れた)。』
『車からゴミほかっている(捨てる)人がいたよ。』
などと言われて,(何言っているの?)と思ったけれど,私もいつの間にか,

『ちゃんと鍵かった(鍵をかける)?』
なんて普通に使っているわ。考えられないよね。でも,方言ばっかり学校で使わせてよいのかしら。ダメよね。・・・・」

 他の地域から引っ越して来られた方にとっては,方言はなかなかわかりづらいものです。学校でも方言を使う先生がいますが,これは控えたいものです。よく親さんの中に

「先生が方言で普通に学校で話していてもよいのですか?」
と校長であった私に聞かれる方がありました。そんなときに私は,
school_class_aseru.png
「学校では,授業など共通語で話すことが大切だと思っています。学校ですから。でも,子ども達の休み時間などは,その地域に住んでいるので,それはそれで仕方がないことでもあり,逆に親しみやすいかもしれません。授業は正しい日本語を教えることが大切です。」

 こんな風なことを伝えていました。だから,私が担任をしているときも子ども達は授業中は正しい共通語で話していました。これをしないと,将来,他地域に行ったときに困るのはこの子ども達だからです。


 共通語とは,方言の違いを超えて誰でも共通に理解しあえる言語づかいのことをいいます。明治時代に制定された標準語を基にして第2次世界大戦後に整備されました。
 この共通語で話せば,日本のどこに住んでいても互いの意思疎通を容易にすることができるのです。共通語の基盤は東京語に置いています。また,共通語は国語教育やNHKなどで規範とされています。



 この共通語を正しく家庭でも教えていく必要があります。一番悲しいことは,方言ばかりの生活をしていて,関東の大学などに行ったとき自分の思いがありながらうまく話せないという状況が生まれることです。
family_shinseki_dukiai_nigate_man.png

 我が子には,十分わかって使い分けができる能力があります。でも,そうした生活をさせなければ,できないのです。だからこそ,家庭でもしっかり教えていくことで,「わかっていて切り替えができる」ようにすることが重要なのですね。 

293. 「勉強の5項目」は生かされていますか?!

2019.11.12 20:00|学校教育との連携
我が子は,「勉強の5項目」を生かした生活をしていますか?
slump_good_woman_study.png
「勉強の5項目」とは,勉強をすることを楽しくする秘訣です。
【「勉強の5項目」とは】
① 身の回りを整頓します。
(さあ,やるぞー。)
work_desk_kirei.png
という雰囲気づくりです。これがとても重要なのです。


② 姿勢を正しくします。
(さあ,やるぞー。)
thumbnail_shisei_isu_boy.jpg
という気持ちを高めます。


③「私はこの教科が好きです。」と思って学習に臨みます。
(算数は嫌いだ。)
ofuro_kid_study.png
などと嫌々取り組んでいてはなかなか身につかないのです,気持ちの転換です。


④教科の先生,教科書,ノート,鉛筆,下敷き,椅子,親に勉強ができることへの感謝の気持ちをもたせます。
(こうして自分の好きな勉強が楽しくできるのは,幸せなことなんだなあ。)
kinrou_katamomi_woman.png
 このように,勉強ができる環境があることへの感謝の気持ちをもたせるのです。当たり前ではないと認識させるということが必要です。


⑤(私は覚えたことは決して忘れない。)と思って生活します。
(ちっとも覚えられない。私は,馬鹿なのかしら。)
などと思わせないことです。

 潜在意識に「忘れるようなつまらない自分ではない」という意識を蓄えることによって, 現在意識に[自分はできる]という意識が反映して来ます。だからこそ,マイナスの言葉はプラスの言葉に常に変えさせる働きかけをするのです。

「お姉ちゃんの中学校の卒業式にPTA会長さんが言われたことなの。その会長さんは大きな企業で大活躍をしている方なのだけれど,とても(なるほど。)と思ったわ。
 その会長さんが中学校・高校の時,英語がちっとも覚えられなくて,(自分はダメな人間なのか。)と思ったんだって。でも,(もうちょっと頑張ろう。)と頑張っていたら,あるとき,すーっと英語がわかるようになって,それからは得意になったそうよ。(そのすーとわかるようになるまでが肝心だ。)って言っていらしたわ。今は,外国の方とも何不自由なく楽しく会話し,仕事が順調だと言われたわ。」
school_class_english.png
 こんな話をしていくと,乗り切ろうとする意欲につながりますね。

 どうでしょうか。親として,①~⑤の働きかけはできているでしょうか。
①机の周りにゴミが散乱していても気にかけない生活になっていませんか。


②足を組んだり膝を立てたり腰掛けを極端に引いたりして,背筋が引力と合致していない姿はありませんか。
 引力に逆らった姿勢になれば眠くなったり思考が働きにくくなったりします。


③「私は算数が好きではない。」「漢字なんてちっとも覚えられない。」等と言わせてはいませんか。
「おもしろさを知らないくせに何を言っているの。面白さが見つかるまで頑張れ。」
「努力をして好きになろうとしているの。逃げているだけじゃない。」
shitsuke_shikaru_mother.png
 そんなことを言い続けなければなりません。それと同時に,取り組みたいという教材などを求めてきたらできる範囲で対応してあげることも大切です。また,取り組んだ後に自己のできを評価させ,親が認めていくことも重要です。


④「字を丁寧に書きましょう。」とはよく言いますが,なぜ丁寧に書くことが必要なのかをしっかりと伝えてありますか。見やすさだけですか。
「鉛筆を大切にしましょう。」とは言いますが,そのわけはどうですか。今,学習ができるのは,家の人や学校の先生や市などの行政がいろいろ関わって大切にしてもらっているから学習ができるということを認識させていかなければなりません。


⑤「自分はつまらない子だ」ではなく,「自分はできる存在だ」と意識できるようになってきていますか? 
 現在の脳科学の研究では「歳を取ったら忘れるもの」という定説が否定されてきています。
「歳を取ったら忘れるもの」と思うことで忘れるようになると言われています。つまり,自分で潜在意識にダメだと思うからだということです。
「私は覚えたことは決して忘れない。」と子ども達の潜在意識にどれだけその思いを蓄えさせる親の言葉があるかにかかっているということです。


「勉強の5項目」は,当たり前といえば当たり前のことですが,この当たり前は我が子の心に響かないとできないことなのです。温かい語りと認めを大いに行っていきましょう。

292. 絶好の機会を生かす!

2019.11.11 20:00|学校教育との連携
我が子は,身の回りの絶好の機会を生かしていますか?


 私たちの身の回りには,実はいろいろと絶好の機会があるものです。それを利用するか,気づかずに過ぎてしまうかの違いです。

pose_english_shrug_man.png
 次女がニュージーランド人と結婚をし,孫を連れて3人で我が家に帰って来ました。普通なら
「良く帰って来たね。元気だったよね。」
などと,家族のふれあいが中心になると思います。

 でも,長女の試みにはどれだけでなく,関心をさせられました。
せっかくネイティブが身近にいるので,4年生と2年生の息子に英語で会話をさせようとしたのです。小学校でも英語を習い始めているので,一層良い機会です。
study_english_ondoku.png

 長男は,
「何歳ですか?」
「ニュージーランドの好きな食べ物は何ですか?」
などと,聞いていました。

 次男は,
「日本の好きな食べ物は,何ですか?」
「ラグビーは,やっていますか?」
sports_rugby.png
といったことを聞いていました。自分の父親がラグビーをしているので,自分も将来ラグビーをしたいと考えていたからです。

「ラグビーをやっていたよ。」
「日本の食べ物は,どれも美味しいよ。ただ,納豆だけはダメだね。」
といった返事に,驚いていました。

 このように,何気なく過ぎてしまうことも絶好な機会と考えると,いろいろ経験をさせることができるのですね。

 そういえば,私が昔,中学校3年で東京に修学旅行に行くとき,英語の先生に,
「5人以上の外国人に,必ず話しかけ,自分の英語が通じるか確かめてもらいます。何を聞くか,英文を考えなさい!」
といった課題を出され,
「あなたはどこから来ましたか?」
「日本には,なぜ来ましたか。」
「日本のどこに行くのですか? そして,何をするんですか。」
などといろいろ考え,英文にし,発音の練習をし,勇気をもって話しかけたことを思い出しました。
syugakuryokou_group_gakuran.png

「ちゃんと,英語が通じたよ。」
「優しくアメリカ人が応えてくれたよ。」
「日本の京都が,とても気に入っていると言っていたよ。」
などと友達や先生と交流しました。今でもあのときのドキドキと英語の楽ししさは思い出です。

 学校帰りに,お年寄りのおばあさんが何か困っているようだったら,
「何か,お手伝いすることありますか?」
など,いろいろな絶好の機会があるものです。

 コミュニケーション力が求められています。学力が求められています。創意工夫が求められています。いろいろな力が求められ,これに応える力が必要なのです。
 でも,それらは学校だけの生活では十分に身についていくものではありませんね。身の回りのいろいろなことで身につけさせていきたいものです。

 我が子は,いろいろなことに興味関心をもち,どんどん伸びていきます。
子どもには根本的な5つの願いがあります。その願いの①「認められたい」,②「褒められたい」。③「愛されたい」,④「人の役に立ちたい」,⑤「自由でありたい」,これらをかなえる良い機会が,周りにはいくらもあるのです。

290. 宿題は上手に利用して!

2019.11.09 20:00|学校教育との連携
我が子の宿題を上手に利用して学習をさせていますか?


 毎日,宿題をもらって帰って来ます。さっとやってしまう子もいれば,最低限のことだけ取り組む子もいます。いやいややる気のない子もいるものです。そんなときにこんな方法も効果的ですという方法を紹介します。

「今日の宿題は,何かな。」
 今日,家に来た私の孫は,1年生ということもあって,来週の予定のプリントを出しました。
school_jikanwari_junbi.png

「へえ,そうやって宿題を確かめるの? すごいね。」
「今日はお祖父ちゃんのところで勉強するので,家で出さないようにして持っているの。こうすると,何をするかわかるから。」
と言いながら,

「今日の宿題は,計算ドリル2ページと本読みだよ。」
と答えます。

「じゃあ,計算ドリル2ページをやろうか。お祖父ちゃん,時間を計ってやろうか。」
「時間を計るのは,嫌だ。」
と言いながらまんざらでもないようです。
study_wakaru_girl.png
「今は4時25分,よ~い,始め!」
それから,30分間真剣にひたすら取り組んでいました。終わったとき,
「30分かかってできたよ。すごいね。」
と言うと,嬉しそうでした。それから答え合わせをしました。1つミスをし,すぐ直しました。
 自主的に「足し算カード」を出して,
「時間を計って。」
と言って2回取組み,少し早くなっていることに満足気味でした。

 でも,今日,我が家に来たときの初めには,
「私,算数嫌い。」
と言っていたのです。

「嫌い嫌いと言っていると,本当にできなくなってしまうよ。できると思うとできるようになるんだ。」
という会話があって,気持ちを変えてチャレンジした結果です。いつもなら,おやつを食べてテレビを見たがるのですが,全く違った姿でした。


 今度は本読みです。音読カードに最後に保護者のサインがいります。お祖母ちゃんが,
「何回読むの?」
と聞くと,
「1回。」
と応えます。そこで,
「お祖母ちゃんは,○○ちゃんの本読みを3回は聞きたいんじゃないかなあ。でないと終わったときのサインができないと思っているよ。おじいちゃんは10回くらい読むと良いと思うな。」
schoo_ondoku.png
と2人で回数にこだわります。お祖母ちゃんが,
「○○ちゃん,どちらがいい。10回,それとも3回。」
そこで,3回することになりました。

 少し早かったりすると,
「あれ,よく聞こえなかった。」
と言って再度求めたりして,結局,6回ほど本読みを行いました。

「上手に読めたね。」
と2人で言うと,るんるんでした。でも,お祖母ちゃんの採点は,◎ばかりでなく,○もありました。
「もう少し,ゆっくり読むといいね。ゆっくり読めたら◎ね。」
などと言われて少し不服そうでしたが,楽しいひとときのようでした。

 今回はお祖父ちゃんとお祖母ちゃんとで,「勉強は,そういうものよ。」という自然の流れの雰囲気でもって行けました。お母さんだけでも,このやりとりはできると思います。

「本読みを3回しなさい。」
「さっさと,計算ドリルやりなさい。」
と言うことは簡単ですが,やらせることが難しいですね。

 だからこそ,学校で出た宿題を当然やるものだという雰囲気で,時間や回数やていねいさなどの条件を付加し,チャレンジ性をもたせると,いつもと違った反応をしてきます。この繰り返しで,本来の我が子の意欲が引き出されてくるのです。
プロフィール


名前 : 英ちゃん(柘植 英次)
趣味 : 読書・魚釣り
教育関係履歴:岐阜県の教員
教頭・可児市主任指導主事・校長を経験

家庭教育法について情報発信中

カテゴリー

カレンダー

10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近の記事

カウンター

最近のコメント

ブログランキング

リンク先にも、参考になるブログがありますので、お時間あればクリック願います。問題解決、こども達の笑顔に繋がります。

リンク

教育関連サイトの相互リンク募集中。お気軽にメール又は、コメントに依頼ください。


メール

個人的な相談はこちらへどうぞ。許可なく内容を公開することはないので、安心下さい。


名前:
メール:
件名:
本文:

ブックマーク

月別アーカイブ

検索

  • ページトップへ
  • ホームへ